犬をマダニから守る4つの方法
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4つのステップでマダニのいない犬にしてください。
愛犬が戸外で過ごす時間があるのなら、マダニ寄生のリスクがあります。室内でほとんどの時間を過ごす犬でもマダニの宿主になることがあります。マダニそのものが犬にとって不快であることに加え、病気を媒介し、別の問題を引き起こす可能性もあります。マダニから犬を守ることは、用心に始まり、年間を通じた予防に終わります。以下の4つのステップでマダニから犬を守る方法を学びましょう。
1. 愛犬のマダニを定期的にチェックしてください
マダニ寄生を直ちに阻止する一番良い方法のひとつは、問題を早くみつけることです。愛犬が背の高い草や茂った藪を歩き回るのを好むのであれば、頸部、頭部、耳、足、指の間を中心に、マダニがいないかどうかを定期的にチェックしてください。ペットのマダニの見分け方と発見に関する詳しいガイドを確認してください。
マダニが犬から離れてしまうと、マダニの咬み傷を見つけるのは難しいことを覚えておいてください。このような咬み傷は痒みを伴わないことも多いため、マダニを目にしない限り、犬が咬まれていることはおそらくわからないでしょう。1日1回、リスクが高い地域では1日数回マダニを調べると、マダニがまだ犬に付着しているときに発見できる可能性が高くなります。
2. マダニが潜んでいそうな場所を知っておいてください
マダニは野生生物が生息する場所ならどこにでも見られ、特に木が生い茂ったエリアや山中などの未舗装の小道に多く、犬が集まる場所でも見られます。犬がどこで時間を過ごすかに注意して、マダニが大量に蔓延している場所では探索行動をさせないようにしてください。
3. 庭マダニ対策もしてください
庭の中でマダニが潜んでいそうな場所を見つけてください。茂りすぎた藪や草丈の高い場所はマダニの温床になりやすいので、草刈り、除草や剪定をするなどして、マダニの脅威を取り除いてください。
4. 愛犬のためのマダニ対策計画を選択してください
マダニとの戦いでもっとも重要なステップはマダニ駆除薬による対策です。経口薬、スポット薬、首輪などの製品がありますので、獣医師と相談しながら家族とペットにとって適しているものを選択してください。
経口薬
経口薬の長所
- 嗜好性の高いフレーバー付きで、おやつ感覚で素早く、簡単に投与できる
- 皮膚がべたつかず、スキンシップやシャンプーへの影響がない
経口薬の短所
- 嗜好性が合わず薬を飲みたがらなかったり、飲み薬自体が苦手な場合がある
- アレルギー体質だと使用できない場合がある
スポット薬
スポット薬の長所
- スポット薬の中には、マダニが咬まなくても駆除できるものもある
- 手早く簡単に投与できる
- ノミや、一部は蚊の対策も可能
スポット薬の短所
- 家族は、忘れず定期的にスポット薬を与えなければならない
- 猫に使用してはならない製品もあるため、猫を飼育している場合は注意が必要
ダニ除け首輪
首輪の長所
- 効果が数カ月持続し、毎月与える煩わしさがない
- 手早く簡単に投与できる
首輪の短所
- 装着している部分の皮膚にアレルギー反応を示す場合がある
- 首輪をつけた犬や首輪と接触した後は手をよく洗ったり、小さい子どもが触れないように気を付ける必要がある
どのマダニ駆除薬を選んでも、愛犬を長期間マダニ寄生から守るためには、季節や犬が歩き回る場所を問わず、定期的にマダニ駆除薬を投与することが重要です。