犬からマダニを除去する方法—正しいやり方

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犬のマダニを除去するための段階的ガイド 

愛犬が屋外で過ごすのであれば、時間の長さにかかわらず、どんなに注意したとしてもマダニに感染する可能性があります。マダニは除去しにくい寄生虫で、背の高い草が茂った場所や森の中でよくみられます。マダニのそばを犬が通りすぎる時に食いつき、いったん付着すると取り除くのが厄介です。 

吸血が終わるとマダニは犬から脱落しますが、脱落するまでには数日かかります。その間にマダニはバベシア症などの病気を犬に伝播し感染させることがあります。犬に付着し吸血している時間が長いほど、感染のリスクは高くなります。そのため、愛犬のマダニに気づいたら、できるだけ早くマダニを除去することが重要です。 

犬に食いついているマダニを見つけた場合、マダニの頭部は犬の皮膚にくい込んでいるので、見えているのは腹部です。そのため、マダニを除去する時は頭部を取り残さないように注意する必要がありますし、マダニは感染症の媒介者であり、これらの中には家族に感染するものもあるので、まずは動物病院の獣医師に相談し、取り除いてもらうか、指示を仰いでください。 

もしも、動物病院に相談する前にご家族のどなたかがマダニを取ろうとして、マダニの頭部(すなわち口器)がちぎれてしまった場合、マダニの残った部分を叩いたり、突いたりしないでください。このような行為は犬に痛みを与え、皮膚のさらに深くまでマダニを押し込み、炎症や感染症を引き起こすことがありますので、このような場合も動物病院を受診しましょう。  

犬の体表を動いている未吸血のマダニを除去する時は、手袋をつけるなど防御準備を行ってから対処してください。捕まえたマダニは完全に密閉できる容器に入れるか、粘着テープで挟んで逃げないようにしてから廃棄しましょう。 

マダニを廃棄する前に写真を撮り、獣医師に写真を見せられるようにしておくと良いでしょう。このことはもし後日愛犬の体調が悪くなった時にも、役立つと考えられます。 

マダニが1匹でもいた場合、犬の体には別のマダニがいる可能性が高いので、ペットを十分調べて確認してください。マダニがよく見られる部位なので、足、指の間、耳も調べてください。    

手袋を確実に廃棄した後、十分に手洗いしてください。 

ダニ媒介性感染症の症状に注意する

マダニを除去してから数週間〜数か月間は犬の行動の変化を観察し、沈うつまたは元気がない、少なくとも1肢を使うのが困難(跛行)、呼吸が速いなど、いつもと違う症状が起こった場合は動物病院を受診してください。 

まずは犬のマダニ予防

愛犬からマダニを取り除く作業をしないためにも、犬の家族にできる対策があります。マダニ駆除薬を定期的に使用し、マダニ対策をして愛犬を守ることは、家族と犬の両者にとって大切なことでしょう。

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